綿の国星から生まれた「ちびねこ絵本」。文庫本サイズが似合う。

青い布に置かれた文庫本 大島弓子の猫漫画

綿の国星から生まれた、かわいすぎる子猫のちびねこ。

猫漫画とは異なると思いますが、綿の国星シリーズとしてご紹介しておきたい作品です!

大島先生の柔らかな色使いとやさしいタッチで描かれた世界を思いきり愉しめる、フルカラーの文庫本です。

「ちびねこ絵本」

白泉社文庫「ちびねこ絵本」 収録作品は71篇

幼児絵本雑誌「おひさま」に掲載された、綿の国星の主人公=ちびねこの絵とお話。

平成8年から平成15年までの分を大島弓子先生自身がセレクトしたそうです。

子どもへの読み聞かせに特化した雑誌「おひさま」に掲載する内容なので、かわいいちびねこの絵に添えられた文章は、すべてひらがなとカタカナで綴られていて、読み聞かせやすいように、間をあけてあります。

かぜも でて きて” みたいに。

あとがきで大島先生が絵本について語っています…
「絵本を つくるなら たべ終わらない ケーキのように いつまでも いつまでも 続く絵本 どこから 読んでも かまわない 絵本 寝る前に 読むと いつのまにか 眠ってしまう 絵本 というのが いいなあ」…と。

よくぞ、この絵本を文庫本サイズで作ってくださいました!

そっと開いて、そっと手の上で見るのにぴったり、まさにちびねこ絵本だと思います。

そして、作者の意図どおり、どこから読んでも、ふんわりと気持ちいいです。

かわいくて甘くて…大島弓子先生の絵本は、オトナにこそ見て味わってほしいふわふわのお菓子のような一冊です。

開かれた絵本の一部

ちびねこ絵本より

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