野中のばら「肉球プニプニ日記」愛猫への観察力が凄い猫漫画!

草原に置かれた三冊の本 野中のばらの猫漫画

肉球プニプニ日記」でも、野中のばら先生の愛猫たちが起こす小さな小さな事件を、思わず笑っちゃうおもしろネタみたいに4コマ漫画で見せてくれます!

ネコたちの動きは人のこと・ネコのことおかまいなしに自由気まま。

野中先生の愛ある描き方には、ネコと暮らす人なら「あるある」と一緒に、笑える猫漫画です。

野中先生の、ネコたちへの観察眼表現力がパワーアップしてます!

「肉球プニプニ日記」

秋田書店 単行本 肉球プニプニ日記 全5巻

肉球プニプニ日記」は①②③、そして「おなかもふもふ編」「しっぽピンピン編」の全5巻です。

野中先生ネコたちの2003年から2012年までの、タイトルのとおり日々の出来事を、野中先生の観察眼で温かくコミカルに綴った「絵日記」です!

肉球プニプニ日記①

エレガンスイブ2003年4月号から2005年4月号に掲載された、25カ月分のエピソード

「肉球プニプニ日記①」は、野中先生の愛猫“ちーこ”の毎日を描いた4コマ漫画「ネコがスキ(講談社KC 全6巻)」の続編と言う感じです。

前作「ネコがスキ」と同じように、シャムミックス“ちーこ”の自由でちょっとわがままな態度に、野中先生が楽しそうに振り回される様子が描かれます。

肉球プニプニ日記②

エレガンスイブ2005年5月号から2007年5月号に掲載された、25カ月分のエピソード

「肉球プニプニ日記②」は、野中先生と愛猫“ちーこ”の毎日に新しい子が加わり、さらにエピソードのおもしろさが増します!

野中先生の猫ワールドに“りゅー”そして“ゆめ”が加わり、“ちーこ”の新たな一面が見られますよ。

肉球プニプニ日記③

エレガンスイブ2007年6月号から2009年6月号に掲載された、25カ月分のエピソード

「肉球プニプニ日記③」は、野中先生の愛猫“ちーこ”“りゅー”“ゆめ”それぞれを描きますが、やっぱり主役は“ちーこ”です。

“ちーこ”は2005年に永眠したと描きおろしエッセイにありました…。

野中先生の猫ワールドでの“ちーこ”は変わらず自由気ままに過ごしていて、肉球プニプニ日記は“ちーこ”との日記なんだなぁと、あらためて思いました。

連載当時は、リアルタイムの“ちーこ”を話題にされることはありませんでしたから、“ちーこ”が永眠したことはコミックスが出版されてから知りました。…泣きました。

りゅー”“ゆめ”さらに“ちーこ”亡き後“じゃすみん”が仲間入りした野中先生の猫ワールドは、今までと変わらず、にぎやかに面白可笑しいエピソードで満たされています。

悲しいことや暗いことのエピソードを描かない野中先生のスタンスがとても好きです。

明るくて微笑ましくて「かっわい~い♡」と心から笑える猫漫画です。

肉球プニプニ日記 おなかもふもふ編

エレガンスイブ2009年7月号から2011年7月号に掲載された、25カ月分のエピソード

野中先生の愛猫“りゅー”“ゆめ”“じゃすみん”それぞれの個性が猫マニア観察眼で描き出されます!

野中先生ってホントに猫さんの心をフカヨミして描いてくれるんですよ!

ナニソレ!?っていう猫の行動への解釈がどれも笑えます!

お気に入りは…“りゅー”が敷居を枕にして眠る姿を見て「木なのに硬くない?時代劇とかの高貴な感じ?」…って(笑)!…確かにうちのネコも敷居を枕に寝ます!

…食べてるときのネコの顔が野生動物の怖い顔になってることがあり…見てはいけないものを見た感じがする…とかね(笑)!

肉球プニプニ日記 しっぽピンピン編

エレガンスイブ2011年8月号から2013年1月号に掲載された、18カ月分のエピソード
*肉球プニプニ日記出張版は「肉球プニプニ日記 おなかもふもふ編」発売記念として雑誌フォアミセス2011年9月号に掲載されたエピソード
*にゃミリーワンだほー!コミックスに未収録だった9つのエピソード
*私のI♡ペット物語 全部ホンネの笑える話2009年4月号掲載のエピソード

この「肉球プニプニ日記 しっぽピンピン編」の初版は2013年4月30日。野中のばら先生が亡くなられたあとに発行されました。

単行本のカバーには、野中のばら先生のプロフィールとして…“1989年デビュー。代表作に「ガテンのカコちゃん」「ネコがスキ」「ネコ様の言うなり」など。主に飼い猫を題材にした4コマ漫画で人気を博す。2012年11月、病気のため逝去。”…と記されています。

野中先生の未完の作品たちが、こちらの「肉球プニプニ日記 しっぽピンピン編」にまとめられています。

もっと長く描いてほしかった、もっとずっと読みたかった、です。

漫画はいつもと変わらず明るくかわいく“りゅー”“ゆめ”“じゃすみん”の、笑ったり、とぼけたり、必死に訴えかけたり、驚いたりする表情の変化が最高!です!

野中先生の愛猫“ちーこ”“りゅー”“ゆめ”“じゃすみん”それぞれのかわいい姿は野中のばら猫漫画ワールドで、これからも生き続けます。

野中のばら作品が永遠に愛されることを願ってやみません。

コメント

  1. […] 「ネコがスキ♡」「肉球プニプニ日記」「にゃミリーワンだほー!」「ネコ様の言うなり」「猫の詰め合わせ」「箱入りネコBOYS」「ねこマニア」「じゃすみん」などなど…。 […]

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