飼い猫たちとの暮らしをねこマニアの視点から描く野中のばら先生の多頭飼いエッセイ漫画。
「猫の詰め合わせ」は、野中のばら先生の飼い猫“りゅー”“ゆめ”“じゃすみん”の自由気ままな暮らしぶりと、その愛猫たちに振り回される野中先生を描くアットホームな猫漫画です。
野中先生の観察眼と表現に、思わず笑わせられます。
1話6ページで描かれるショートエッセイ漫画は全17エピソード、“ゆめ”を中心に描かれています。
「猫の詰め合わせ」
ぶんか社コミックス 全1巻
ぶんか社 猫漫画雑誌「ねこのあくび」2008年7月号~11月号、2009年1月号~11月号、2010年1月号・3月号 及び「本当にあった笑える話」2009年6月号に掲載されたエピソードをまとめて、2010年5月1日に発行されました。
こちらの「猫の詰め合わせ」は“ゆめ”を中心に描かれています。
子ネコの頃、暗いマンホールから野中先生に助けられた“ゆめ”ですが、どちらかというと、野中先生のお母さまになついているようですね。
猫飼いさんなら全ての猫に好かれたい!と願うところ残念ですが…猫と人間にも相性の良し悪しはありますので仕方ない!…とはいえ“ゆめ”独特の受け答えや行動に思わず萌えちゃう野中先生が可愛いです。
漫画の中で野中先生は『飼ってる猫はどのコも同じようにかわいくて飼い主として平等に接する気はマンマンなんだけど』『なーんか“ゆめ”だけは、ついからかいたくなるというか、いじりたくなるキャラなんですよねー』と言っています。
そして、どうやら“ゆめ”は人間語を理解していながらも、理解できないふりをしている「猫かぶり」キャラという位置づけになったようです。
『も・も・もしかして“ゆめ”が人間語を理解してるのだったら…』『そりゃー「短足」「お尻丸出し」だの…笑ってからかったりしたら“ゆめ”にきらわれるハズだわ…』と今さら反省しきりな野中先生…。
え?猫が人間語を理解しているかですって?…してますとも!!
猫は人間語を理解してる!と思ってても他人に話しませんから共感しあうってことはほとんどないんですよね…。猫飼いさんなら体験したことあるはずの「あるあるエピソード」なのに、あらためて漫画に描かれると、新しくて楽しい発見がいっぱいです。
野中のばらワールドの心地よさは、小さな新しい発見が楽しめるところから来ていると思います。
コメント
[…] 「ネコがスキ♡」「肉球プニプニ日記」「にゃミリーワンだほー!」「てくてくとあるこう」「ネコ様の言うなり」「ねこねこ三重奏」「箱入りネコBOYS」「ねこマニア」「猫の詰め合わせ」「じゃすみん」などなど…。 […]