漫画家 生藤由美プロフィール。猫が主人公の可憐な少女漫画を描く。

花の上に置かれた一冊の本 生藤由美の猫漫画

生藤由美先生 プロフィール

生藤由美先生は「白い花のように」でデビュー。

「お姫様はまっくろけ」「一番きれいになる日まで」「お殿様と金魚」をはじめとする可憐な作品を描き、少女漫画雑誌で活躍。1998年「ぶ~け(集英社)」4月号より連載された「ゾッチャの日常」で、猫漫画の新しい表現を開いて人気作家に。

生藤先生は「ゾッチャの日常」マーガレットコミックス第1巻のカバーに『「ゾッチャ」は、ずいぶん長い潜伏期間を経て陽の目を見た作品です。……中略……現在、猫を飼っている人にも、いない人にも、楽しんでもらえるとうれしいな。でも、本当は猫嫌いを虜にしたい。』と、コメントを寄せられています。

生藤由美先生が描くネコたちは、少女漫画の少年少女そのままに可憐で、美しい構成のコマ割りの中でイキイキとしています。

どこまでも緻密に繊細に描き込まれた、ネコの動きや表情。

豊かな想像力と観察眼と表現の力で、猫漫画というより少女漫画として成り立っています。

うつむいた顔の角度や目線までも、ていねいに描かれていて、セリフなしでもネコの気持ちが伝わってきます。

生藤由美先生の猫漫画ワールドは「ゾッチャの日常」「ねこノート」「べいびー・ぞっちゃ」「ボードレールの猫」4つのシリーズにて愉しめます!

生藤由美の猫漫画ワールド

ゾッチャの日常」は、1998年より少女漫画雑誌「ぶ~け」に連載された作品です。生藤先生の細く繊細な絵から生まれる柔らかそうなネコの毛・身体と、ヒト以上に表情豊かなゾッチャをはじめとするネコたち。全14巻にわたって、ゾッチャの知られざる日常に潜入してる楽しさを味わえます!

「ゾッチャの日常」詳しくはこちらから

ねこノート」は、いろんなネコさんの気持ちや想いを様々な設定の下に描きます。静かに暮らすネコたちの“意外な本音”や“真摯なまなざし”。うちの子もこんなこと考えているのかなぁ…と思わず興味が湧いてくる物語の数々。全5巻

「ねこノート」詳しくはこちらから

べいびー・ぞっちゃ」は、「ゾッチャの日常」の主人公ゾッチャ子ども時代を描く、子猫の可愛さいっぱいの全3巻!子猫の表情がちゃんと幼くてあどけなくて胸キュン猫漫画の決定版と言っていいかと思います!可愛いだけのお話じゃなく気持ちを描くところもポイント高いです!

「べいびー・ぞっちゃ」詳しくはこちらから

ボードレールの猫」は、漫画雑誌「Cookie」2020年1月号より連載を開始しました。“人間だった頃の記憶を持つ猫の不思議な体験描く”新シリーズ。ボードレールとは、猫の詩人といわれるシャルル・ボードレール(フランス 1867年没)のこと。ボードレールにインスピレーションを受けての作品のようです。

「ボードレールの猫」はこちらから

ネコたちの心情を美しい筆致で描き出す生藤由美先生。ネコたちを描きながら、生きるものの“こころ”を温かく見つめているところが大好きです。

ネコをこれほどドラマチックに描いた漫画家さんは他にいないと思います。

何より、少女漫画の王道を行くキラキラ華やかな画風が素敵です。

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