「ネコ様の言うなり」は、のびのびと暮らす愛猫たちの行動と、愛猫たちに振り回される野中先生を描く四コマ猫漫画。
2002年から講談社の漫画雑誌Kissに連載がはじまった「ネコ様の言うなり」は2011年まで続き、コミックスも6巻発行されました。
“ちーこ”一人を描いている頃よりも“りゅー”や“ゆめ”“じゃすみん”…と新しい子それぞれの個性が、比較されることでより楽しく読める作品になっています。
「ネコ様の言うなり」
講談社ワイドKC Kiss 全6巻
講談社 漫画雑誌「Kiss」2002年No.11から2011年No.11に掲載。
「ネコ様の言うなり」というタイトルは Kissの編集担当さんがつけてくれたそうです。
タイトルは、野中先生自身で考える場合と担当さんが考えてつけてくれる場合があるそうですよ。
野中先生は「ネコ好きだけど、ネコに様つけるのは抵抗あるんですけど…。それにネコの言いなりになってるか?」と少々タイトルに違和感があったそうですが…。
自身の作品を読み返してみたところ…
「やっぱネコの言いなりになってるかも?」と納得したそうです!
ちなみに、第1巻と第2巻には「ネコがスキ」の続編が掲載されていて、シャムネコ“ちーこ”のカワイイエピソードを楽しめます!
飼い猫が2匹に、そして3匹に!
第1巻では、飼い猫は“ちーこ”だけだった野中家に、生後6ヵ月の子猫“りゅー”が加わったことから始まった小さくて大きな変化が描かれます。
“りゅー”は里親として迎えた子猫なんですね。
“ちーこ”が寂しくないようにと遊び相手として迎えた子猫なのに、ちーこには全く歓迎されない…。
今さら時間を戻せるわけでもないし、仲良くならなかったらどうしよう?!…先住猫“ちーこ”も子猫“りゅー”も同じように心配!さあ、野中家の状況がつぶさに描かれますよ。
複数飼いによる先住猫の変化については、いろいろな読み物を目にしますけれども、「ネコ様の言うなり」の中で描かれる野中先生の飼い猫たちの対応がとってもわかりやすくて参考になります!
第2巻では、犬の散歩中に飼い猫3匹目となる“ゆめ”と出会うエピソードから始まります。
なんと“ゆめ”はマンホールの中に遭難していた子猫だったんです!
“ちーこ”の周りに“りゅー”そして“ゆめ”がやってきて、どんどん幸せな時間が増えていくのがわかります。
猫といれば幸せ!を描く
時間は流れ…“ちーこ”は虹の橋を渡り、やがて“じゃすみん”が野中家にやってきて幸せの時間は続いていきます。
野中先生の観察眼によって、猫一人一人が異なる感情を持っていること、同じ環境で育っても好きなものも過ごし方も別々なこと などが事細かに描かれてます。
例えば、怒った顔や怒り方も、猫一人一人違いすぎて笑えますよ!
ネコと暮らしている幸せ感が伝わってきます。
猫を飼っているいないにかかわらず、野中先生の描くネコに和み、まるで自分が“りゅー”たちと暮らしてるみたいな気分にさせてくれる猫漫画です。
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